冬の水道管凍結を防ぐ!原因・予防法・対処法を徹底解説

冬の水道管凍結を防ぐ!原因・予防法・対処法を徹底解説

寒い寒い冬の朝、突然「水が出ない!」なんて経験がある方、多いのではないでしょうか?
これは多くの場合、水道管の凍結が原因です。特に冷え込みが厳しい地域の冬では、水道管凍結のトラブルが毎年発生しています。
このような事態は慎重に対処すれば、自分でも解決することができるんです。しかし、水道管の凍結は間違った方法で対処しようとすると水道管の破裂や破損に繋がりかねません。さらなる大ごとを招かないよう、十分注意しましょう。
本記事では、水道管がなぜ凍結するのか、その原因から予防方法、万が一凍結してしまった場合の対処法まで詳しく解説します。
水道管が凍結する原因は?
水道管が凍結するのは主に気温が氷点下になることが原因ですが、実際にはいくつかの条件が重なることで発生しやすくなります。
- 気温が氷点下以下になる
気温が0℃を下回ると、水道管内の水が凍り始めます。特に-4℃以下になると、水が膨張し、水道管の凍結や破裂のリスクが高まります。 - 水道管が外気にさらされている
屋外や屋根裏、床下など断熱が不十分な場所に設置されている水道管は、外気温の影響を受けやすく凍結しやすくなります。 - 水の流れが止まっている
夜間や外出中など、水道を使わず水が止まった状態が続くと、水道管内の水が動かないため凍結しやすくなります。 - 地域や建物の特性
冷え込みが厳しい地域や築年数の古い建物では、断熱材や水道管保護が不十分であることが多く、凍結しやすくなります。
家の北側や、日の当たらない場所に設置されている水道管も注意が必要です。日の当たるところでも風が吹きつけるような場所に設置された水道管は日が落ちると凍りやすいです。
こうした条件が重なると、水道管が凍結し、最悪の場合は破裂することも。修理費用が高額になることもあるため、事前の対策が重要です。
事態が深刻な場合は自己判断をせず、専門の業者に調査をお願いすることをお勧めします。
ミライ水道センターは出張お見積もり費無料、最短30分でお伺いし、トラブルを確実に解消します。
水道管の凍結を防ぐ方法は?
水道管が凍結する前に、適切な予防策を講じることでトラブルを未然に防げます。以下の方法を実践し、冬場の水道トラブルを回避しましょう。
1. 水道管を保温する
断熱材や保温テープを水道管に巻き付けることで、冷気を遮断し、凍結を防げます。ホームセンターで購入できる保温材や発泡スチロールカバーが便利です。特に屋外や床下、屋根裏の水道管には必ず保温対策を施しましょう。
2. 水を少し出し続ける
夜間や冷え込みが厳しい時は、水道の蛇口を少し開け、水を細く出し続けることで凍結を防げます。水は流れている状態では凍りにくいため、ほんの少量でも効果的です。
3. 水道管周辺の気温を上げる
むき出しになっている水道管や蛇口を、保温材や毛布、布切れで完全に包んで保温するのも効果的です。メーターボックス内にも使い古しの毛布や発泡スチロールなどを入れて保温するといいでしょう。冷気を遮断する役割があります。
4. 水抜きを行う
水抜き栓が設置されている場合、外出時や夜間には必ず水抜きを行いましょう。水道管内の水を空にすることで、凍結や破裂を防げます。
凍結が起こりやすい地域では水抜栓を備えた水栓を使用していることが多いです。気温が下がることが予想される日は水抜き(水落とし)を行うといいでしょう。
水抜栓には様々な種類があるので操作方法を確認しましょう。以下に一般的な方法を紹介します。
- まず、家中の蛇口を必ず全て閉める
- 水抜栓のハンドルを完全に閉める
- 家中の蛇口をすべて開けて水を出す
- 蛇口に手を当ててみて、空気を吸い込むようなかんじがしたら、水抜き完了
5.蛇口周りに残っている水の水抜きをする
完全に水を抜いたと思っても、蛇口周りの湾曲した部分などに水が残っている場合があります。完全な対策をするには、この細かい箇所の水抜きも行いましょう。
壁付蛇口の場合、蛇口の水抜きをした後、蛇口根本のねじを回して残っている水を出します。詳しい分解の手順などは、お使いの蛇口の説明書等を確認してください。
キッチン・洗面台の下に水抜き用蛇口がある場合は、水を受けるためのバケツを用意した上で、ねじを緩めて水を出しましょう。
水道管が凍結してしまった場合の対処法は?
万が一、水道管が凍結してしまった場合でも、落ち着いて適切な対処を行うことで被害を最小限に抑えられます。
1. 自然に溶けるのを待つ
気温が上がる日中まで待てば、自然に氷が溶けることもあります。
無理に水道管を叩いたり力を加えると、破損する可能性があるため避けましょう。
2. 凍結した部分を温める
水道管の凍結部分が特定できる場合、以下の方法で温めてください。
- タオルを巻いて湯をかける
熱湯は水道管を破損させる恐れがあるため、必ず50度程度の湯を使用しましょう。タオルを巻いてからお湯をかけることで、急激な温度変化をやわらげ、余熱を利用して氷を溶けやすくします。 - ドライヤーで温風を当てる
ドライヤーの温風を水道管に均等に当ててゆっくり温めます。 - カイロを置く、固定などして温める
カイロを凍った水道管に固定することで、ずっとその場にいなくても水道管を当て続けられます。固定する際は、固定する素材が熱で溶けたりしないようにするなど注意しましょう。 - 電気ストーブやヒーターを使用する
直接当てずに、少し離して水道管周辺を温めることで解凍します。
早く溶かしたいからといって、慌てて熱湯をかけてはいけません。急激な温度差によって水道管や蛇口の破損を招く恐れがあるからです。また、塩化ビニールでできた排水管の耐熱温度は70~80度です。熱湯をかけると排水管が損傷する恐れもあります。お湯をかけるときは、必ず50度程度のお湯を使うことを覚えておきましょう。
3. 水道業者に連絡する
自分で解凍が難しい場合や、水道管が破裂した場合は、すぐに専門の業者に依頼しましょう。破裂を放置すると水漏れが広がり、修理費用が高額になってしまうこともあります。
ミライ水道センターは24時間365日対応しておりますので、困った際にはいつでもご連絡ください!
水道管の破裂を防ぐためにやってはいけないことは?
水道管が凍結すると、氷が膨張し圧力がかかることで破裂する恐れがあります。破裂してしまうと、水漏れや大規模な修理が必要になるため、以下の点に注意しましょう。
- 凍結した水道管に無理な力を加えない
- 熱湯を直接かけない
- 破裂が疑われる場合はすぐに元栓を閉める
万が一破裂した場合は、水道の元栓を閉めて水を止めた後、速やかに専門業者に連絡しましょう!
水道管の凍結はミライ水道センターにお任せ
ご自分で解消を試みても、完全に解決しない場合や状況が悪化することもあります。そのようなときは、ぜひミライ水道センターにご相談ください。
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まとめ
冬場の水道管凍結は、事前の対策で防ぐことができます。気温が氷点下になる時期には、断熱対策や水抜きを徹底し、冷え込みに備えましょう。また、凍結してしまった場合も落ち着いて対処し、無理に作業を行わないことが大切です。
間違った対応は状況を悪化させることがあります。改善しない場合は、ミライ水道センターにご連絡ください。
24時間365日対応しておりますので、困った際にはいつでもご連絡ください!