コンクリート桝にヒビが、、、。放置するとどうなっちゃうの?

目次
コンクリート桝とは?
コンクリート桝は、排水や汚水を適切に流すための重要な設備です。しかし長年使用していると、ヒビ割れが発生することがあります。ヒビを放置すると悪臭や漏水、地盤沈下などの問題につながる可能性があるため早めの対応が必要です。本記事ではコンクリート桝にヒビが入る原因や放置した場合のリスク、修理方法について詳しく解説します。
【1】コンクリート桝とは?
コンクリート桝とは住宅や施設の排水システムの一部として設置される設備で、汚水や雨水の流れをスムーズにする役割を持っています。主に以下のような場所に設置されていることが多いです。
- 台所やお風呂の排水桝
- 雨水用の排水桝
- 公共の下水管へつながる排水桝
コンクリート製の桝は耐久性が高く長期間使用できますが、経年劣化や外的要因によってヒビが入ることがあります。
【2】コンクリート桝のメリットとデメリット
★コンクリート桝のメリット
- 耐久性が高い
コンクリートは非常に頑丈で適切に設置・管理すれば30年以上使用することができます。 - 耐熱性・耐火性に優れる
コンクリートは高温に強く燃えないため、万が一の火災時にも影響を受けにくいです。 - 自然環境に強い
紫外線や雨風による劣化が少なく、長期間にわたって安定した性能を維持できます。 - 流量が多い排水にも対応できる
大きな容量を確保できるため、排水量の多い施設でも利用されています。 - カスタマイズしやすい
施工時に自由な形状で設計できるため、敷地の条件に合わせた配置が可能です。
★コンクリート桝のデメリット
- 経年劣化によるヒビ割れが発生しやすい
地盤の沈下や地震の影響で割れやすくなります。 - 水漏れのリスクがある
ヒビ割れが進行すると水漏れが発生し、地盤沈下や悪臭の原因になります。 - 重量があるため施工が大変
設置や交換が大がかりになり、施工費用が高くなることがあります。 - 内部が汚れやすくメンテナンスが大変
内壁がざらついているため、油脂や汚れが付着しやすいです。 - 塩ビ桝に比べてコストが高くなる場合がある
最近では軽量で施工しやすい塩ビ桝が普及しており、コンクリート桝は比較的コストが高くなることもあります。
【3】コンクリート桝にヒビが入る原因
- 経年劣化 – 風雨や温度変化の影響でヒビが発生します。
- 地盤の沈下や揺れ – 地震や地盤沈下でコンクリート桝に負荷がかかり、ヒビ割れの原因になります。
- 凍結と膨張 – 寒冷地では冬に桝内の水が凍結し、膨張することでヒビが入ることがあります。
- 重量物の影響 – 車両や重機が頻繁に乗るとヒビが入りやすくなります。
- 排水管の詰まりや水圧の変化 – 排水管が詰まると内部の水圧が高まり、ヒビが発生することがあります。
【4】コンクリート桝のヒビを放置するとどうなる?
- 排水漏れによる地盤沈下 – 桝の周囲の土が流され、地盤沈下の原因になります。
- 悪臭や害虫の発生 – ゴキブリや蚊の発生を助長し、衛生環境が悪化することもあります。
- ヒビの拡大と桝の崩壊 – 放置すると桝が崩れてしまい、大がかりな修理が必要になります。
- 排水管の詰まりや流れの悪化 – 土やゴミが流れ込み、排水管の詰まりを引き起こす可能性があります。
【5】コンクリート桝の修理方法
① 軽度のヒビの補修(DIY可能)
小さなヒビであれば市販の補修材を使って自分で修理することも可能です。
- 必要な道具 – コンクリート補修材(モルタルやエポキシ樹脂)、ゴム手袋、ヘラやコテ
- 修理手順
- 桝の内部を清掃する
- ヒビの周辺を削る
- 補修材をヒビにしっかりと埋め込む
- 乾燥させて固まるのを待つ
② 中程度のヒビの補修(業者推奨)
ヒビが深い場合や水漏れが発生している場合は、専門業者に修理を依頼するのが安全です。
③ 破損がひどい場合の交換
ヒビが大きく桝全体が劣化している場合は、新しい桝に交換する必要があります。最近では耐久性の高い塩ビ製の排水桝に交換するケースが増えています。
【まとめ】
- ヒビの主な原因:経年劣化、地盤沈下、凍結、重量物、排水管の詰まり
- 放置すると:悪臭、害虫、排水漏れ、地盤沈下、桝の崩壊のリスクあり
- 修理方法:軽度ならDIY、中程度以上なら業者依頼、重度なら交換
コンクリート桝にヒビを見つけたら早めに補修し、大きなトラブルを未然に防ぎましょう!
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