シャワーホースの交換方法|自分でできる簡単な手順と注意点

シャワーホースの交換方法|自分でできる簡単な手順と注意点
シャワーホースが古くなり、まわりに黒いカビがはえたり、水漏れしたりしていませんか?
長期間使用することで劣化し、ひび割れや水漏れなどが発生することがあります。そんなとき、新しいものに交換すれば快適なシャワーを取り戻せます。
この記事では、シャワーホースの交換方法を詳しく解説します。初めての方でも簡単にできるよう、必要な道具や手順をわかりやすく説明するのでぜひ参考にしてください!
目次
シャワーホースの交換が必要なサイン
まずは、シャワーホースを交換するべきタイミングを見てみましょう。以下のような症状がある場合、交換のサインです。
- ①水漏れ
シャワーホースの接続部分やホース自体から水が漏れている場合は、交換のサインです。特に、ホースの接続部分(ナット部分)やホースの途中に水滴がついている場合は注意が必要です。水漏れをそのまま放置してしまうと、水道代の増加や床の水濡れによるカビの発生につながることがあります。 - ②ひび割れ・劣化
ホースの表面に細かいひび割れが入っている場合、ホースの材質が劣化している証拠です。最初は小さなひび割れでも、使用中に水圧で急に亀裂が広がることがあります。特に、長期間使用したホースは材質がもろくなりやすいので、見た目に異常がなくても定期的にチェックしましょう。 - ③硬くなった・変色した
シャワーホースは本来柔軟性があり、簡単に曲がる仕様になっています。しかし、経年劣化によりホースが硬くなり、しなやかさがなくなることがあります。また、ホースが黄ばんだり黒ずんだりしている場合、カビや水垢が付着している可能性があります。 - ④取り回しが悪い(ねじれやすい)
シャワーを使用していると、ホースがねじれたり絡まったりすることが増えた場合、内部の補強材が劣化している可能性があります。ホースが使いにくくなったり、ねじれたまま固定されると、水の流れが悪くなり、シャワーの水圧が弱くなることもあります。 - ⑤異臭がする
ホースから異臭がする場合、内部にカビや雑菌が繁殖している可能性があります。特に、シャワーを使用した際に水から異臭がする場合は、ホースの内部が汚れている可能性が高いため、交換を検討しましょう。
このような症状がある場合、早めの交換をおすすめします。
シャワーホースの選び方
シャワーホースにはさまざまな種類があります。自宅のシャワーに適したものを選ぶために、次のポイントを押さえましょう。
- ①長さ
一般的な長さは 1.6m~2.0mです。短すぎると使いにくく、長すぎると邪魔になってしまいます。自宅の浴室サイズに合わせて長さを選びましょう。 - ②接続規格(メーカーの互換性)
シャワーホースの接続部はメーカーによって規格が異なるため、現在使用しているシャワーヘッドや水栓に対応したものを選ぶ必要があります。
主な規格:TOTO、LIXIL(INAX)、KVK、MYM、GROHEなど - ③素材
選ぶ素材によって、耐久性や価格、見た目、取り扱いやすさが大きく異なります。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて最適なものを選びましょう。
1. ステンレス製
- メリット
- 耐久性が高い
- 錆びにくい
- 高級感のある見た目
- 高い耐熱性
- デメリット
- 硬さがある
- 価格が高い
- 重い
2. PVC(ポリ塩化ビニル)製
- メリット
- 軽量
- 価格が安い
- 柔軟性
- デメリット
- 耐久性が低い
- 熱に弱い
- 見た目がシンプルすぎる
3. ゴム製
- メリット
- 柔軟性が高い
- 音が静か
- デメリット
- 耐久性が低い
- 熱に弱い
- 臭いが発生することがある
4. メッシュ構造(ナイロン編み込み)
- メリット
- 耐久性が高い
- 洗練された見た目
- 軽量
- デメリット
- 柔軟性が低い
- 傷がつきやすい
5. シリコン製
- メリット
- 柔軟性と耐熱性が高い
- 耐久性が高い
- 無臭、安全
- デメリット
- 価格が高い
- 傷がつきやすい
長期間使用することを考えれば、ステンレス製やメッシュ構造のシャワーホースがおすすめですが、予算を抑えたい場合や柔軟性を重視する場合は、PVCやゴム製のシャワーホースもおすすめです。
シャワーホースの交換に必要な道具
- ①新しいシャワーホース
ホースの長さ、素材、接続部分のサイズ(通常1/2インチが一般的)を事前に確認しておきましょう。 - ②パイプレンチ
シャワーホースを取り外すために役立ちます。ホースの金具をしっかりと握ることができ、しっかりと力をかけて回すことができます。 - ③モンキーレンチ
パイプレンチと同様に、ホースの接続部分を外すために使います。 - ④ドライバー(プラス、マイナス)
場合によっては、ドライバーが必要となります。 - ⑤布やゴム手袋
作業中の手を守るための布や手袋です。 - ⑥潤滑剤(シリコンスプレー)
接続部分の調整や滑りを良くするために使います。 - ⑦シールテープ
接続部分に巻くことで水漏れを防ぎます。 - ⑧パッキン(ガスケット)
ホース接続部分の水漏れ防止のために使用します。 - ⑨バケツやタオル
作業中の水漏れや汚れを拭き取るために必要です。 - ⑩スポンジや布
接続部分をきれいにするために使用します。
シャワーホースの交換方法
- 水道の元栓を締める
作業中の水漏れを防ぐため、必ず締めておきましょう。 - 古いシャワーホースを取り外す
パイプレンチやモンキーレンチを使用して、シャワーホースの接続部分を緩めて取り外します。 - 接続部分を清掃する
古いホースを取り外した後、接続部分をスポンジや布できれいに掃除します。 - 新しいパッキンとシールテープを準備
接続部分に新しいパッキンとテフロンテープを巻きます。 - 新しいシャワーホースを取り付ける
新しいシャワーホースを接続部分にしっかりと取り付けます。 - 元栓を開けて水漏れしないか確認する
水を流し、接続部分に水漏れがないことを確認します。
交換時の注意点
- 元栓を必ず閉める
- ネジ部分を傷つけないように注意
- シールテープは適量を使用する
- ホースのねじれに注意
- 水漏れがある場合は再調整する
まとめ
シャワーホースの交換は、自宅で簡単にできるメンテナンスのひとつです。定期的に確認して水漏れや劣化が気になったら交換して快適なバスタイムを取り戻しましょう!
自分での交換が難しいと感じた場合は修理、専門業者への依頼を検討しましょう。
お風呂場の水漏れや故障でお困りの際はミライ水道センターにご相談ください!経験豊富なスタッフが、迅速かつ丁寧に対応いたします。