階下漏水が起きてしまう原因とは?

階下漏水が起きてしまう原因とは?対策と対処法を解説
マンションやアパートなどの集合住宅で最も怖いトラブルの一つが「階下漏水」です。自宅の水漏れが原因で下の階に被害を与えてしまうと修理費用の負担やトラブルの原因となり、大きな問題に発展することもあります。
前回の漏水調査に引き続き階下漏水が発生する主な原因を詳しく解説し、予防策や万が一の対処法についてご紹介します。集合住宅にお住まいの方はもちろん、一戸建てに住んでいる方も是非参考にしてください。
【1】階下漏水とは?
階下漏水とは上階で発生した水漏れが下の階にまで達し、天井や壁を通じて被害を与える現象を指します。発生すると天井にシミができる、壁紙が剥がれる、カビが発生するなどの被害が発生し、放置すると建物の構造部分にまで悪影響を及ぼす可能性があります。
ではなぜこのようなトラブルが発生するのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
【2】階下漏水が発生する主な原因
階下漏水はさまざまな要因によって引き起こされます。代表的な原因を6つご紹介します。
① 排水管のつまりや劣化
- キッチンや浴室、洗面台の排水管が詰まると水の流れが悪くなり、逆流や漏水が発生しやすくなります。
- 特に古い建物では排水管が経年劣化してひび割れを起こし、そこから水が漏れることも。
対策:
- 定期的に排水口の掃除を行い、詰まりを防ぐ
- 異常があれば早めに専門業者に相談する
② 給水管・給湯管の破損
- 給水管や給湯管が老朽化すると、ひび割れや継ぎ目の劣化が発生し水が漏れることがあります。
- 寒冷地では冬場に凍結した給水管が破裂するケースも多いです。
対策:
- 築年数が古い建物は定期的に給水管・給湯管の点検を行う
- 冬場の寒冷地では、水道管の凍結対策(保温材を巻く、水を少しずつ出しておく)を実施する
【3】階下漏水を防ぐための予防策
- 水回り(キッチン、浴室、洗面所、トイレ)の排水管を定期的に掃除
- 水道管の劣化が進んでいないか、専門業者にチェックしてもらう
- 浴室やキッチンのコーキングが劣化していないか確認
- 水漏れセンサーを設置し、早期対応が可能な環境を整える
【4】階下漏水が発生した際の対処法
- 水を止める → 元栓を閉めて水の流出を防ぐ
- 原因を特定する → どこから水が漏れているのか確認し、応急処置を行う
- 管理会社や大家に連絡する → マンションやアパートの場合はすぐに管理会社に連絡する
- 被害状況を記録する → 写真や動画を撮影し、保険請求の際に備える
- 修理業者に依頼する → 早めに水道業者に修理を依頼し、再発防止策を講じる
【5】階下漏水の最悪のケースとは?
- 高額な賠償請求が発生する(家財や家電の水没被害)
- 建物の構造部分にダメージを与える(鉄筋の錆び・コンクリート爆裂)
- 階下住人とのトラブルに発展する(慰謝料請求・関係悪化)
- 健康被害が発生する(カビやダニの発生・アレルギー)
- 近隣住人との信頼関係が崩れる(マンションの評判低下)
【まとめ】
階下漏水は、単なる「水漏れトラブル」では済まされない、深刻な問題を引き起こす可能性があります。特に高額な賠償請求・建物のダメージ・住人トラブル・健康被害など、最悪のケースになると取り返しがつかない事態に発展するトラブルです。
こうした事態を防ぐためには定期的な点検と早めの修理が重要です。少しでも異変を感じたら放置せず専門業者に相談することをおすすめします。
もし階下漏水が発生した場合は水を止め、管理会社や専門業者に連絡し適切な対応を行いましょう。そうすることで被害を最小限に抑えることができます。
弊社「ミライ水道センター」は階下漏水の修理にも対応しております。 「水漏れかもしれない」と感じたら、早めにご相談ください。迅速に駆けつけ、被害を最小限に抑えるお手伝いをいたします。
お困りでしたらお気軽に「ミライ水道センター」までお問い合わせください!